2019.12.10
こんにちは。
本日は酸性矯正についてのお問い合わせを頂戴しましたので酸性矯正について久々にお話ししたいと思います。
新規来店のお客様からの質問。
お客様「強い癖毛に悩まされていて、色々な矯正にチャレンジしましたが、前回の美容室で酸性矯正を勧められて施術してもらいましたが、髪の毛がビビってしまいました。美容師さんには酸性矯正だから傷まないって言われていたのにどうしてこんなにボロボロになってしまったのか?」
これはね、沢山の人が陥る落とし穴なんだけど、傷まない縮毛なんてこの世には存在しません。
まず最初にベーシックな縮毛矯正はアルカリ矯正ですね。
・アルカリによって髪の毛を膨潤させる(軟化)。
・チオグリコール酸などの還元剤を使用。分かりやすく言えば最強の還元剤。
・アイロンの温度は180°。
・過酸化水素を使用して酸化。
という流れだね。つまりは還元、膨潤、熱、酸化を伴います。
アルカリはタンパク質を溶かしてしまい、更には高熱摩擦によって更に損傷。1番怖い縮毛矯正かもしれない。
それに比べて酸性矯正は、アルカリ不使用のため軟化しません。
薬剤によるダメージはほぼ無し。この時に勘違いして欲しく無いのが、
薬剤で痛まない分、後のアイロンによるダメージが倍増するんだ。
またシステアミンとかスピエラを還元剤としているから死ぬほど臭い。
しかもね脱水縮合という作用を働かせるから、濡れている時にアイロンをかけるんだよね。
これをみて。
春日部の夫婦で経営する小さな美容室ヘアーサロンGARDEN。髪の毛の水蒸気爆発がいかに恐ろしいかを知ろう。
つまりね、濡れたままのアイロンはリスクしか無いわけ。慣れているというよりは水分を残す事。
還元剤の熱暴走と水蒸気爆発をダブルで起こすからね。
なので酸性矯正だから傷まないという事はあり得ないのね。
でもね、美容師に傷まないって言われたら信じちゃうよね。
だからこそお客様自身も勉強しなきゃいかんのよ。
そんな人のためにガーデンブログが役立つ事を願います。
アルカリ矯正。
酸性矯正。
ココナッツ矯正。