2019.7.22
こんにちは。
ダメージレスと言うキーワードを今や美容室で沢山聞きますが、ダメージレスについて考えていこう。
先日ご来店頂きましたお客様との会話になります。
お客様「今までダメージレスというカラーメニューを美容師さんに勧められて施術してきましたが、どうしてこんなに傷んでしまっているのか？自分ではどうしていいか分からなくてガーデン店長さんに相談に来ました。」
こういったお悩みのお客様にはカウンセリングが命となります。
過去の施術履歴を辿っていくと、
・酸性矯正をかけている。
・カラー剤にプレックス系のトリートメントを混ぜてダメージ軽減カラーをしている。
・全ての施術後にシステムトリートメントをしている。
とまぁこんな感じ。
この内容を一つ一つ解説していくと、
まず、酸性矯正なんだけど、
酸性矯正の仕組みを皆さま知っていますか？
酸性矯正とはその名の通り酸性領域の縮毛矯正。
前に縮毛矯正はアルカリでしか還元作用はしないとお話ししましたね。
この酸性矯正はP H値6.2〜6.8くらいで構成されています。
特徴はシステアミンという還元材の濃度を濃くして髪に作用する縮毛矯正。
デメリット、めちゃ臭い。
まずね、美容師さんでもよくこんな発言を耳にします。
美容師「当店の縮毛矯正は酸性の為、髪の毛が痛みません。」
こんな事言われたことは無いかな？
これは結論から言うと、薬剤は水道水よりもマイルドなので傷まないね。
でもね、縮毛矯正ってアルカリ剤で膨潤させるからアイロンで髪の毛が伸ばしやすくなるのね。
酸性矯正は膨潤0なので、アイロンが伸ばしにくいのね。
つまりは薬剤でマイルドに済ませる分アイロンによる負担が何倍にもなるのね。
毛が細かったり、熱の耐久性がない髪はアルカリより酸性矯正の方が傷んだりするんだよね。
つまり、傷まない矯正なんてないって事ね。
もう一つ、カラー剤やパーマ剤に混ぜて使うプレックス形カラーなのですが、
これは、確かにカラー剤のスペックを下げずに浸透しすぎないように したりする事でダメージを軽減するのね。
はっきり言って、とてもいいメニューだと思うし、やらない理由は無いと思います。
ですが、ここで勘違いしてほしくないのが、ダメージ軽減ってだけで、
ダメージが無いわけではない！！
と言う事なんだ。
回数が増えればそりゃ痛むって事なのね。
ここまでのお話しで、ダメージレスと言われて推薦された物がかえってアダになってしまったいたって事ね。
カラーと矯正の共存は本当に難しいんだ。
だから、どっちも100%は難しいのね。
ガーデンでは、縮毛矯正は新生部のみの施術とカラーリングはリタッチのみと推薦しています。
このやり方をしていけば、毛先に負担がまったくかからないのでダメージに悩む人は爆発的に少なくなるよ。
どうしても毛先に色味を入れたい時はハナヘナをすると良し。
ハナヘナは天然ヘナなので絶対に痛みません。
理由は？葉っぱだからだよ。
黒髪を明るくする事は出来ないけど、既染部には綺麗なオレンジ味が入ります、
ナチュラルブラウン系のベースにのせるとほんのりオレンジブラウンになります。
オレンジって言うと皆様構えるけど、そんなに気にならないと思います。
縮毛矯正をしている髪に色々な色が出来るか？
ってなるとそれが簡単ではないの。
タンパク変性を起こしているから、無理やり染めても維持できないんだ。
だからガーデンではリタッチを推薦してるの。
お客様「好きな色ができないじゃん」
確かにそうだよね。でもね、縮毛矯正ってそう言うものなんだよ。
綺麗に染まる保証なんてどこにも無いし、ただ傷むからリタッチしか推薦しないんだ。
このタンパク変性はプレックスを使用しようがどうにかなる問題ではないの。
この二つのやり方をやめて、ガーデン店長が髪質改善を始めます。
時間はかかります。
皆様に心得て欲しいのが、ダメージレスというキーワードを簡単に解釈しない事。
どんなものにもメリットデメリットが、あります。
美容室に行ったら必ず美容師さんとしっかりと相談しましょう。
DO-Sシャンプートリートメント正規品の販売店
ハナヘナプレミアム認定店
ヘナ＝優れたヘアカラーではありません。
様々なメディアで取り上げられ、天然の染料として注目を集めている「ヘナ」。しかし中には間違った情報が含まれている事をご存知でしょうか？
本物のヘナは通常のヘナカラーとは違いブリーチ剤は含まれていないので、黒髪を明るくする効果はありません。
驚く方も多いと思いますが、ヘナは白髪をオレンジに染めることしかできないのです。
それを黒っぽく仕上げる為にはインディゴという植物を併せて使用します。
インディゴは和名を木藍といい、日本でもお馴染みの藍色の染料です。
また「ヘナ」と書いてある商品全てが天然成分で安心という訳ではありません。
天然100%の「ナチュラルヘナ」は発色が安定せずに時間も回数もかかる為、化学成分が配合されているものも多くあります。
「ヘナは自然の力で髪を健やかに育むハーブ」これが正しい認識です。
ヘナの粒子は非常に小さい為、髪の毛の内部に浸透する事が出来てタンパク質と結合し留まります。
染めた直後は毛先が傷んだようなキシミ（ヘナショック）が出る事がありますが、回数を重ねる事で本来の健やかな髪に導いてくれます。
ナチュラルヘナの場合、自然の植物なのでほぼアレルギー反応の出る事が無く、地肌や毛髪を傷める事もありません。
ヘナは白髪染めとトリートメントが期待できる安全な染料ですが、自然なものだけに即効性はありません。
「時の流れに身を任せ」そんな気持ちで向き合う事が大切です。
正しくは
ヘナ＝髪を育む自然の力
ヘアーサロンガーデンではライン@によるご予約を承っております。
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定休日 月曜 第１、３、5水曜日
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