2018.12.8
こんにちは。
今日はカットでご来店のお客様から質問を頂戴しました。
質問
毎月白髪染めをセルフで行なっているが、良い薬はないか?
また、オキシは何%の物を選ぶのか良いか?
回答
長年セルフカラーをされている方にはサロンカラーをオススメさせてもらったところでサロンカラーをされるという選択は少ないと思うのですが、基本的にはセルフカラーの際に良い薬なんてものはありません。
中には業務用のカラー剤を購入している方もいます。
ネットで簡単に購入できますからね。
薬剤とは
髪質に応じて選ぶもの。なのです。つまりは知識が必要なの。
カラーリングは
脱色プラス発色です。
脱色とは髪の毛のメラニン壊して色素を明るくする事。
発色とは色味を入れる。
1剤のアルカリと2剤の過酸化水素が混ざって化学染料となるので発色するんだ。
そしてカラー剤は2剤によって大きく変化します。
オキシは6、4.5、3、2%とあります。
パーセンテージが高いほど脱色力が上がるんだ。
メラニン色素を壊す力があるって事。
だからハイトーンカラーの場合は6%で無いと作用しない事がほとんど。
逆に白髪に関しては白髪の割合いがどの程度の量を占めるかがキーになってくるの。
例えば、白髪の量が全体の80%を占める場合。白髪にはメラニン色素が無いので脱色する必要はありません。
この場合はオキシが3%を使用する事が多いんです。
パーセンテージが低い方マイルドではありますからね。
ガーデンでもダメージを最小限にする為に、リタッチを+ハナヘナを推薦する事が多いんだけど、そのリタッチをだって傷まない訳ではないのでダメージを考えないといけないんだよね。
つまりはほぼほぼ白髪の人にはリタッチでもオキシ3%などを駆使してマイルドに行うの。
その見極めをセルフで行うのは難しいでしょ?
後ろは見えないからね。
白髪の量が少ない人は黒髪も多いので、しっかりと脱色もしないと均一に見えないからね。
厳しい言い方をするけれど、
有名どころのメーカーの商品を購入してセルフで染めるのは大いに結構です。
ただ有名商品を知っているだけで、知識はからっきしでは何の意味もありません。
何事にもそうです。
言葉だけ知ってて、中身はからっきし。そんな感じでは良いスタイルはできません。
餅は餅屋。髪は美容師。そう思います。
なので今回の質問の回答は、セルフで使いこなせるものではないので、極力美容室に行きましょう。
セルフにこだわるなら、白髪を染めたいのか?明るくしたいのか?それに応じて薬を選ぼう。
カラー剤にこだわるならシャンプーにこだわった方が良いですよ。
DO-Sシャンプートリートメント正規品の販売店
ハナヘナプレミアム認定店
ヘナ=優れたヘアカラーではありません。
様々なメディアで取り上げられ、天然の染料として注目を集めている「ヘナ」。しかし中には間違った情報が含まれている事をご存知でしょうか?
本物のヘナは通常のヘナカラーとは違いブリーチ剤は含まれていないので、黒髪を明るくする効果はありません。
驚く方も多いと思いますが、ヘナは白髪をオレンジに染めることしかできないのです。
それを黒っぽく仕上げる為にはインディゴという植物を併せて使用します。
インディゴは和名を木藍といい、日本でもお馴染みの藍色の染料です。
また「ヘナ」と書いてある商品全てが天然成分で安心という訳ではありません。
天然100%の「ナチュラルヘナ」は発色が安定せずに時間も回数もかかる為、化学成分が配合されているものも多くあります。
「ヘナは自然の力で髪を健やかに育むハーブ」これが正しい認識です。
ヘナの粒子は非常に小さい為、髪の毛の内部に浸透する事が出来てタンパク質と結合し留まります。
染めた直後は毛先が傷んだようなキシミ(ヘナショック)が出る事がありますが、回数を重ねる事で本来の健やかな髪に導いてくれます。
ナチュラルヘナの場合、自然の植物なのでほぼアレルギー反応の出る事が無く、地肌や毛髪を傷める事もありません。
ヘナは白髪染めとトリートメントが期待できる安全な染料ですが、自然なものだけに即効性はありません。
「時の流れに身を任せ」そんな気持ちで向き合う事が大切です。
正しくは
ヘナ=髪を育む自然の力
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