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髪の毛の間充物質とは①。春日部ガーデン

2018.10.23

今日は少し難しい話しになります。

最近お話ししたダメージホールというキーワードですが更に詳しくお話しをしたいと思います。

まず、

ダメージホールのおさらいの前に

髪の毛は三層から構成されますね。詳しく解説すると

キューティクル
一番外側のキューティクルは、かたいタンパク質が主成分。半透明のうろこ状のものが平たく4~10枚重なって、髪の内部組織を守る働きをしています。各層の表面には、キューティクルを保護する脂質成分「MEA(18-メチルエイコサン酸)」が存在しています。MEAは最表面にあるため、摩擦にさらされ損なわれやすいのですが、髪のツヤや感触を左右しています。

コルテックス
髪の85~90%を占めるコルテックスは、繊維状のタンパク質が主成分。この部分のタンパク質・脂質の構造や水分量が、髪の柔軟性や太さに影響します。また、主にこの部分に含まれているメラニンの種類と量によって、髪の色が決まります。

メデュラ
髪の中心にあるメデュラは、やわらかなタンパク質が主成分。外的な刺激で空洞ができやすいのが特徴です。ここに空洞がたくさんあると、透過する光が散乱して、髪が白っぽく色褪せて見えることがわかってきました。

で、髪の毛の約9割はコルテックスで構成されるわけなのですが、タイトルにある間充物質とは。

間充物質

髪の毛の9割を占めるコルテックス内部に存在する物質。

コルティックス細胞内のマクロフィブリル間を埋めているのが間充物質で、髪の弾力やツヤなどを与えています。

化学反応を受けやすく、パーマなどの薬剤に作用しやすい性質があります。

マクロフィブリルとは簡単に言えば髪の毛を形作る骨組み部分のようなものです。

なんて難しい説明でしょうね。美容師とてかなり勉強する部分なので一般の方にはとても分かりづらい。という事で、

物の例えとして

かっぱ巻き!!のご飯と具の部分。わかりやすいかな。

簡単に言えば間充物質を説明するときにはかっぱ巻きを例えに使うんです。

ギッチリとパンパンなかっぱ巻きもご飯の部分を削って行くとハリがなくなりヘニャヘニャになっていきますよね。

つまりは髪の毛も一緒なんです。

過度なパーマやカラーリングなどによって間充物質が流出してしまうので、そこの部分に穴が空くんです。それをダメージホールという訳。

こんな感じのスカスカなのり巻きはハリもコシもなくなるでしょ?

髪の毛のダメージホールができた状態は本当に弱い髪質になってしまうって訳。

ダメージホールができる原因は様々ですが、今日はここまで^_^

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