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辛口ブログ。知らぬ存ぜぬは恐ろしい。春日部ガーデン

2018.10.15

こんにちは。

今日は知らぬ存ぜぬは怖いというテーマなのですが、このテーマは意外に美容師さんの中にも該当する人は多いので今日は詳しく解説したいと思います。

まず相談者は肩下セミロングの女性でパーマをかけたいと新規来店頂きました。

髪の毛は細毛の猫っ毛。カラーリングは1ヶ月に一回は全体染をしていて毛先はパサパサな状態。

ゆるふわなカールを求めてワンカールパーマを希望。

まず、今回に至るまでの履歴を復習して行くと

1、1ヶ月に一回は全体染めを行う。ハイトーンカラーのファッション。

2、自宅でのアイロン、カールアイロンを使用。

3、市販のシャントリを使用。

4、定期的にパーマをかけてもらっている。

まずね、この月一のカラーリングと定期的なパーマを繰り返してきて、髪の毛の状態はほぼ最悪な末期症状。

この時点でガーデンではパーマ自体お断りになってしまいます。

今回カウンセリングで何故この様な履歴を繰り返してきたのか問うてみると、

1、今まで通っていた美容室の担当者が傷まないパーマを提供すると言っていたこと。

2、カラーリングやパーマの前に前処理剤をしっかりと使ってあげれば傷まない。

3、カラー、パーマの施術後にしっかりとトリートメントをしてあげれば髪の毛は治ると言っていた事。

この世界は沢山の美容師さんがいるので、色々な考えがあるのが世の常とお話ししてきましたが、明らかに間違っているものに関しましては、本当の知識を知ってもらう必要がある為、ダメなものはダメとお話ししていきます。

上記の様な提案でもお客様が満足しているのならば何も言いません。

まずね、

傷まないパーマ!!こんなものは存在しません。

どんなものでも薬剤を使う以上髪の毛は傷みます。

よく酸性パーマというキーワードを見かけますが、酸性パーマはダメージ毛向けというお話しをよく聞きますが、

まず、パーマはアルカリによってキューティクルをこじ開け、シスチン結合を切断して最終的に再結合するというシステムなのですが、pHは9などで構成されています。

髪の毛はpH5.5くらいの弱酸性が好ましいのは皆様もご理解頂いていると思います。

パーマやカラーリングを繰り返し傷みすぎている髪の毛はpH7.0の水道水でも水軟化してしまう事もありますね。

ガーデンなりの解釈にはなりますが、

酸性パーマとはpH5.5に近いもので構成されているもの。と考えます。そして物理的にパーマをかけていくのであれば傷まないという事はありえないんです。

正確に言うと通常のパーマよりも負担が少ないとは考えますが、ほぼ死んでいる毛に使っていくものなので最後のトドメを刺す様な物となる時もあると思います。

はたして傷まないパーマと呼んで良いものか?とは思ってしまいます。

そして施術後にシステムトリートメントをすれば治るという事なのですが、それだけは絶対にありえません。

美容師さんでもその様な説明をされる方も多くいらっしゃいますので当然お客様はそう思ってしまいますよね。

そして最終的には傷みきって美容室を変えるという事につながってしまう事になるんです。

再三申し上げている様に、どの様な提案、説明、施術でもお客様が満足しているのならそれでいいと思います。

でもね、結果が全てなんです。

どんなに理屈を述べても何をしても結果が出なければ何の意味も無い。そうガーデンではスタッフにも教育しています。

なので、仕上がりの予測がつかない物や、痛みなどでのハイリスクな技術はお断りする事も大切だと考えます。

お客様の言うことをなんでも聞いて施術する美容師イコール良い美容師ではありません。

私が思う良い美容師とはお客様のご要望でもダメなものはダメとはっきり言ってくれて、先を見た提案をしてくれる美容室こそ本当に信頼できると考えて頂きたいです。

以前、パーマをお断りしたお客様から皮肉ともとれる一言を言われました。

「ただできないだけでしょ!?技術不足で!!」

はい。その通りです。全くもってその通りなんです。

自分の知識、技術の至らなさに他なりません。

でもね、良いスタイルへの一歩目は己をよく知れ!!正にここからなんです。生意気ですみません。

なんでも美容師さんのせいにしているうちは髪質改善なんて夢のまた夢とお考えください。

話しがそれましたが、傷まない薬剤なんてありません。どんなものにもリスクを伴うことをご理解ください。

そしてパーマとカラーを共存させるなら、カラーはリタッチのみ。

そうすればカラーリングによって毛先に負担はゼロ。

パーマだけの負担ですみます。

好きな色が出来ない!?

申し訳ありませんが、好きな色を求めるあまりにダメージしすぎな髪の毛になってしまっては本末転倒すぎます。

傷んでしまうよりもずっとマシとそこは割り切りましょう。

傷みは怖いですよ。治らないですから。死滅細胞は治りません。

知らぬ存ぜぬは何より怖いです。

信頼できる美容師さんにしっかりと相談しようね。

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