2018.7.22
こんにちは。
本日カラーリングのお客様からご質問を頂きました。
カラーリングシャンプーをする前にお湯を溜めてマッサージみたいなものを何故するのか?
ものすごくいい質問ですね。これ、乳化と言います。
乳化とは、その名の通りドロドロとした液状にするものなんだ。
これは美容師の世界での話しになってしまうのですか、
入荷の目的は
・頭皮に付着したカラー剤を落としやすくする。
・リタッチなどで色を馴染ませやすくする。
大きく分けてこの2つ。
色々な意見があるけれど、春日部ガーデンではこの2つを乳化の目的としています。
頭皮を清潔に色を馴染ませやすくする。
難しい事は考えずにそう覚えておけばOK。
主な考え方ではカラーリング、特にリタッチの時に乳化は入念に行います。
根元の伸びた所だけを染めるとどうしても前回からの施術から時間がたっている為どうしても新しく伸びた髪の毛と既染部に少し境界線ができてしまうんだ。
だから少し色が違う感じにどうしてもなってしまいます。
美容室に行かれた際にはこの乳化をキチンとしてくれる美容室かどうか?それ結構大事だと思いますよ。
じゃあ全体染めの時はどうなの?思うお客様も多いと思いますが、全体染めの時も乳化はしますよ。
良くムラにならないようにとか、いう意見もございますが、1番はムラになる理由は入荷では無く技術です。
実は美容師の世界にはこんなことわざがあるんだ!
カラー剤を落とすのはカラー剤!!
これね! 美容師も勘違いしている人が多いんだけど、カラー剤にもわずかながら界面活性剤が入っているんだ。
ぬるま湯で乳化する事で、ドロドロとして薬剤が落としやすくなるのはこの界面活性剤の働きによるものなんだ。
セルフカラーをされている人はとても分かりやすいと思いますが、カラー剤って流しにくいですよね?
実は乳化って大事なんだね。
薬剤を落としやすく馴染ませやすくするもの。
そうご理解ください。
乳化をした後にカラー剤が流し切れていない状態でシャンプーをしてしまってはお肌に良くありません。乳化後はプレリンスをしっかりと行います。
もし乳化をしないのであれば、すすぎをよく行い頭皮にカラー剤が何も残っていない状態までしっかりすすいでからシャンプーを行いましょう。
その後にバッファーなどでアルカリ除去をすればベストです。
美容師さんでも考えはみんな違います。
このブログはあくまでガーデンの店長の考え方です。
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