2018.4.29
こんにちは。
先日ある黒染めをされているお客様から質問を受けました。
黒染めをしている髪の毛を明るくしたいとの事。
正直1番美容師さんが苦戦されるのが、黒染めをされている方の髪の毛を明るくしたいという時ですね。
美容室によっては黒染めをしている！！という事で施術自体を受けてもらえずお断りされる所もあると思います。
黒染めを明るくするのってそれだけリスクが伴うんですよね、、、
この時期高校を卒業された方、社会人になられた方で髪の毛の色に対して縛りがなくなって染めたいという方がいっぱいいらっしゃると思います。
ここで、まず黒染めとは
髪の毛の中にあるメラニン色素に薬剤を反応させて色素を真っ黒にしてしまう技術ですね。
ここでポイントとなってくるのが、薬剤が髪の毛に張り付いているわけではなく、真っ黒に染め上げているという事です。
そして、この黒染めを明るくするには黒染めの染料を壊さないといけないんですね。
一般的にはブリーチをして、脱色する。という事になりますが、黒染めを明るくするにはブリーチをするしかありません。
ホットペッパービューティの原宿のサロンで、黒染め剥がし。というクーポンを見かけました。
これって、いわゆるネットの検索によってユーザーの興味を引くメニューですよね。
ブリーチメニューって紹介するとブリーチが嫌でそれだけでユーザーはそのメニューを調べようとしませんからね。
ここで、はっきりと申し上げますが、
黒染めを明るくするにはブリーチしかありません。そのブリーチとて綺麗に明るくなる保証はありません。
黒染め剥がしはブリーチに他なりません。
ガーデンでは、先を見た仕事を心がけていますが、ブリーチをする事によって髪の毛は激しいダメージを受けます。
ロングの女性であれば尚更です。
黒染めとは、私はずっと黒髪で行きます！！と意思表示をする様なものだと思っています。
少し厳しい意見になりますが、世間では黒染めに対する考え方がまだまだ安易と思います。
心変わりは突然にというのが女性の心理だと思います。
一度黒染めをしてしまうと、綺麗な髪を手に入れるのは不可能とまで言い切ります。
高校生の夏休みに一時的に明るくして、新学期が始まったらまた黒くする。というルーティンは今や王道ですが、卒業していざ自由という時にどうしようもなくなってしまう事が大半なのです。
黒染めを行うときは、
これからずっと黒髪で生きていきます！！くらいの覚悟が無いとオススメしません。
長くなってしまいましたが、黒染め剥がしとはブリーチに他ならないという事と、黒染めは貼り付けているものでは無いという事。これをご理解のうえ黒染めをされている方は美容室選びをしてください。
仮に美容師さんから断られたとしてもそれはそのお客様の先を見ての事で、とても有り難い事なんですね。
長い目でみて、先見性をもってカラーリングは行っていきましょう。
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