2018.1.10
こんにちは。
美容室ガーデンでは残留アルカリについてお話しをしていますが、残留アルカリがなぜ髪に良くないかをラインにてご質問を頂く事が多いので説明させていただきます。
その前に髪の毛が傷む要因をいくつかあげてみると、
物理的な考え方によるダメージ
摩擦によるダメージ
ブラッシング、アイロン、ブロー、コーミングなど
科学的な考え方によるダメージ
カラーリング、パーマ、縮毛矯正を施術することによるダメージ。
と考えております。
髪の毛は正常な状態はpH4.5〜5.5の弱酸性と言われています。
美容室で行うカラーリング、パーマ、縮毛矯正などは強アルカリ剤でできている為、髪に大きな負担をかかていきます。
弱酸性が最適な髪にアルカリ剤をかけることでダメージが生じる事はご理解頂けると思います。
カラーリング、パーマの後は髪の毛のpHがアルカリに傾いた状態になります。
ここで少し難しい話なりますが、
アルカリ性になる=一時的。
アルカリが残留する=なかなか髪から抜けない。
という2つの違いをご認識下さい。
パーマ、カラーリング、矯正をされた際に弱酸性からアルカリに傾いた状態は一時的なものであって、徐々に戻りますが、残留アルカリは一度髪に残留してしまうと、中々髪から出て行ってくれません。
アルカリに傾いた事によるデメリット
キューティクルが開きやすくなり、水分や、CMCといった髪に必要な成分が抜けやすくなる。
残留アルカリによるデメリット
切れ毛の増加、ドライヤーやアイロンなどによる加熱処理に弱くなる、シスチン結合の破壊、水分や油分の不足によるパサつき。
などがあげられます。
カラーリング、パーマなどが仕上がった状態がアルカリに傾いた状態で、髪の毛に薬剤残留がある状態と言えます。
ガーデンではこの残留アルカリを徹底的に除去する事が何よりの髪に対するトリートメント効果があるとブログで紹介してきました。
残留アルカリを除去して、バッファーで髪を収斂させて弱酸性のシャンプー、トリートメントで髪をいたわる事が何よりと考えています。
美容院に行かれた際に、システムトリートメントを進められる事はどの方も経験のある事だと思います。
以前にも述べた様に、美容室のシステムトリートメントはほとんどがコーティング効果があります。
内部を補修して外部をコーティングする。このベーシックな考え方が大半です。
しかし、システムトリートメントは上記の様に残留アルカリを残した状態でおこなってしまうと、トリートメントによって残留アルカリも閉じ込めてしまうのです。
ただでさえ中々出て行かない残留アルカリなのにそこにコーティングをする、、、
もうわかりますね。
トリートメントは正しい処置をして行うから効果のあるものであって、それがなされなけば場合によっては【髪の毛を傷める手助けをしてしまう】ものなのです。
美容室に行かれた際にトリートメントを進める美容師さんはたくさんいます。
そんな時は上記の事をしっかりと説明してくれる美容師さんならば、信頼してトリートメントをお願いしましょう。
トリートメントは場合によっては髪の毛を傷める手助けをしてしまうもの。
なのです。
以上の事から、美容室の炭酸泉やガーデンで行う魔法のバブルがどれだけ大事なのかをご理解頂けるかと思います。
魔法のバブルはpHコントロールする力はないので、施術後は弱酸性シャンプートリートメントが最適です。
アルカリを中和しようとしすぎると髪は収斂し、ゴワッとした質感になります。
良くお酢をかけているというお話しをされる方もいますが、酢は酸性度が強いので収斂をさせるには良いのかもしれませんが、美容師としてはあまりオススメできません。
ステキな髪を手に入れるのは皆様次第です。
残留アルカリを除去した髪にムクエシャンプートリートメントを使った髪。
¥2.000税込み
ヘアーサロンガーデンではライン@によるご予約を承っております。
アカウント名 ヘアーサロンガーデン春日部
I.D @hsq5869v
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